経口中絶薬(メフィーゴパック)導入のお知らせ
2025年4月より当院では経産婦の方のみ、経口中絶薬「メフィーゴパック」を導入することとなりました。
ラインファーマ 製薬会社で製造販売されている経口中絶薬「メフィーゴパック」は2010年オーストラリアとカナダで承認され65か国で使用されています。日本では2023年4月28日、厚生労働省が「経口中絶薬」メフィーゴパックを承認しました。
2種類のお薬を服用していただくことで中絶を行います。
対象者
- 経産婦の方(妊娠8週6日までの方に有効)
※妊娠9週以降は中絶手術が必要になります。 - 当院から16km以内(帯広、音更、芽室、幕別)にお住まいの方
注意事項
- ミフェプリストン、ミソプロストールの2種類の薬剤を2日間(月曜日午後、水曜日午前)で2回に分けて服用します。
- 副作用として下腹の激痛、吐き気、多量出血、下痢、発熱があらわれることがあります。
- 麻酔をしての手術は行いません。
- 万が一胎嚢が残っている時は手術が必要になります。子宮内に遺残しますと、子宮内感染の危険性があるため、必ず1週間後に診察が必要になります。
- 保険適用はありませんので、検査やお薬はすべて自費支払いとなります。
- 今後、避妊ピル服用や避妊リングをおすすめします。本人の体質や他の薬との飲み合わせによっては服用できない場合があります。
詳細に関しましては、産婦人科外来医師へご相談ください。
2025年4月現在 慶愛病院 産婦人科